副業でライターをスタートさせたけど上手く収入が増えない
副業ライターでも単価交渉を成功させたい
これから単価交渉に挑むんだけど、ポイントを知りたい
この記事ではこのような悩みに応えるべく、
副業ライターが難しいと感じている「単価交渉」を成功させる方法やポイントを解説しています。
本業ライターやフリーランスライターではない、時間制限のある「副業ライター」が
✅ 単価交渉をする際の心構えやポイントがわかる
✅ 単価交渉をするべき理由や交渉を成功させる方法がわかる
✅ 単価交渉をしやすいタイミングがわかる

私は未経験・無資格から副業ライターとして活動をスタートし、
単価交渉を成功させて月10万円の収益を得ることに成功しています。
現在も副業ライターとしてさまざなメディアで執筆を行っています。
限られた時間で活動する副業ライターにとって、文字単価や記事単価が上がらないというのは、収入に大きな影響を与えます。
「単価交渉」を成功させ、収入アップを実現しましょう!
副業ライターに単価交渉は必須


ライターの執筆のスピードは、一般に上級者で2000文字/h、初心者は1000文字/hと言われています。
どんなに優秀なライターでさえ、1日に執筆できる文字数には限界があります。
本業ライターやフリーランスライターは、文字単価以外に作業量を増やして、収入アップを見込むことが可能です。



本業に時間が取られる「副業ライター」や家事や子育てのある「主婦ライター」だと、
時間の制約があるから、作業量を増やすことで大幅な収入アップは見込めないよね?



そうですね!だから、副業ライターこそ「高い文字単価」で作業すべきなんです
限られた時間の中で収入をあげていくために、なるべく高い文字単価で執筆する必要があります。
高い文字単価実現のためには、「文字単価の交渉」が欠かせません。
副業ライターの単価交渉って成功するの?





そもそも、本業ライターよりも作業時間が少ない副業ライターが、クライアントと単価交渉して上手くいくの?



副業ライターであっても単価交渉は成功しますよ!
なぜなら「本業・副業関係なく、優秀なライターは単価を上げてでも確保したい」というのがクライアントの共通の認識だからです。
たしかに副業ライターには、時間制限や返信のスピード(コミュニケーション)にハンデがあります。
しかしながら、
既存のクライアントは、あなたが「副業ライター」ということ認識した上で仕事依頼をしており、必要な人材と認識しています。
「副業ライターだから単価は上げない」と考えるクライアントはそもそもあなたに依頼をしていないからです。
副業・本業関係なくあなたを信頼しています。そのため、副業ライターでも自信をもって単価交渉に挑みましょう。
単価交渉の前に準備しておくこと





単価交渉には事前準備に必要なチェック項目が3つあります。
この3点をクリアしていない場合、
いくらあなたを信頼してくれているクライアントでも失敗に終わってしまいます。
しっかりポイントを認識して、交渉を成功させましょう!
これから解説する3つのポイントをクリアしていない場合、単価交渉を行うには時期尚早です。
1. クライアントと信頼関係を構築できているか


単価交渉を行う前の絶対条件として「クライアントと信頼関係が築かれている」必要があります。
クライアントから「このライターは信頼できる」「このライターとは長く仕事をしたい」と思われるようになって、はじめて単価交渉が成功するのです。
信頼関係が出来ていないと、単価交渉を行っても「この人とは契約を続行しなくて良いや」となり、仕事を失うことになります。
- 作業時間が少ない
- コミュニケーションがとりにくい(返信のタイムラグ)
特に副業ライターの場合は上記の2点がネックとなり、クライアントと信頼関係が築きにくいので注意が必要です。



副業ライターの場合、代わりのライターもたくさんいるからねぇ…。



もちろん、高いクオリティの記事を提供し続けていれば、副業・本業関係なくきっちり評価してもらえます。
実際、私も副業ライターながら、文字単価2円→3円にあげてもらえた経験があります。
(しかも、こちらからの単価交渉なしです。)
クライアント側に
「このライターとは末永く取引したいから、他所に取られないように単価アップをしておこう」
と認識して貰うことが大切です。
そのためには、クライアントへ期待以上のクオリティの記事を納品する必要があります。
信頼関係を構築するためには
✅ なるべく返信を早くする
✅ 丁寧なやりとりを心がける
✅ クライアントの他の業務を巻き取るような提案をする
なども有効です。
クライアントと信頼関係を築けているかどうかわからない人は、クライアントとの日ごろのやり取りに注視しましょう。



「納品記事に非常に満足しています」
「いつも丁寧な仕事ありがとうございます」
などの感謝や満足している言及があれば、クライアントと信頼関係を築けてますよ!
2. 交渉相手以外のクライアントと契約を結んでいるか
複数のクライアントと取引のある状況を作ってから、単価交渉を行いましょう。
収入のリスクヘッジとなるからです。
仮に交渉相手のクライアントのみとしか取引がない場合、単価交渉に失敗して契約を打ち切られると、収入が0になってしまいます。
また、交渉する際に、精神的な余裕がないため、弱気な姿勢で挑むことになってしまいます。



でもさ、ただでさえ時間のない副業ライターにとって、複数のクライアントと取引を行うことが可能なの?



納品ペースのゆるやかなクライアントを見つければ可能です!
おすすめは週1ペースで納品を希望しているクライアントを探して、3社契約することです!
実はクラウドワークスやランサーズなどでよく募集の案件なんです!
そもそもですが、単価交渉関係なく、複数のクライアントと取引をしていた方が良いです。
リスクヘッジや精神面の安定、対等なビジネス関係を築けるなど、メリットが多いですよ。
3. 単価交渉が上手くいかなった時の心構え
単価交渉を断られた場合でも、契約自体は打ち切られないことがあります。
その場合は、一度単価交渉のことを忘れて執筆に勤しみましょう。
「今は予算がないが、来季の計画を立てる際に予算アップを会社に提案します。それまで待ってもらえないでしょうか」と将来的に単価アップの可能性を模索してくれるクライアントもいます。
ただし、他のクライアントから単価の高い依頼を頂いている場合は、思い切ってこちらから契約終了を伝えても良いでしょう。



その際は、今までの感謝をクライアントへ伝え、丁寧に対応することが大切ですよ!!
単価交渉の2つのポイント


単価交渉を行う準備が完了したら、いよいよ単価交渉を行います。
ただし、「収入をあげたいから単価をあげてほしい」と自分の欲望をストレートに伝えても上手くいきません。
これから解説する「単価交渉のポイント」を元に、交渉へ挑んでみてください。
1. 報酬を上げてほしい理由を述べる
単価交渉をする際は、まず「自分が単価をあげてもらわざるを得ない理由」を提示しましょう。
例えば、
✅ 他に○○円の文字案件を受けており、低い単価の案件に割く時間がなくなった
✅ 他所からスカウトがきている
✅ 単価の低い案件では生活資金を稼ぐことができない
などが挙げられます。
この理由と次に解説する「クライアントのメリット」をセットで提示すると単価交渉の成功率がぐっと上がります。
2. クライアントのメリットになる提案を行う


理由を伝えただけでは、交渉を成功させるために一歩たりません。
ここで、「クライアント側のメリット」になることを提案する必要があります。
何故なら、直接やりとりをしているクライアントは企業の社員やメディア運営者(ディレクター)であることが多く、交渉を成功させるためにはその先にいる上司や最終クライアントを納得させる必要があるからです。
例えば、普段やり取りをしているクライアント(担当者)がいくらあなたの能力をかっていて、単価交渉を受け入れてくれても、その先にいる上司の了承を得られなければ、交渉は成立しません。
そのため、担当者やディレクターが上司や最終ユーザーを納得させるための「顧客のメリット」を提示しましょう。
① 業務を増やす(クライアントの手間をなくす)
顧客のメリットに繋がる提案の1つに、「現在受けている内容以外の別の業務も担う方法」があります。
これは「顧客の手間が少なくなるメリット」になります。
例えば、
① 担当者が行っている他の記事の「リライト作業」を受ける
② 新たに「ワードプレスの入稿まで行う」
という提案です。
基本的にクライアントは、ディレクション以外にも仕事があるため、「手間がなければないほうがよい」と考えています。
- 記事のチェックの時間がなくなる
- 各ライターへ指示をする手間が減る
- ディレクション以外の仕事に集中しやすくなる
このように、「クライアントの手間をなくす」というのは大きなメリットになります。
特に作業時間の確保が難しい副業ライターの場合、この点に特化した提案が有効です。
② 執筆記事数を増やす
「月5本だった納品ペースを、今後は月10本に増やします」という提案も顧客のメリットに繋がります。
記事を依頼する側としては、大勢のライターにちょっとずつ仕事を割り振り管理するよりも、人数を減らしてたくさん書いてもらった方が手間が減り、管理が楽だからです。
また「①業務を増やす」、「②執筆記事数を増やす」は単価アップの交渉材料になるだけでなく、「クライアントのあなたへの依存度をあげる」という意味でも提案する価値があります。
クライアントの作業を自分がどんどん担うようになると、あなたは替えが効かない人材になります。
そうなるとあなた抜きでは業務を考えられなくなり、クライアントとの良好な関係に繋がるでしょう。
副業ライターにとっては少し難しい方法かもしれません。ただ、効果は絶大ですので、スケジュールに余裕のある方は検討してみてください。
③ SNSアカウントやライターブランドで記事をPR
TwitterやInstagramなどのSNSアカウントのフォロワー数が多い人は、記事のPRを盛り込んだ提案を行いましょう。
あなた自身のブランドで読者を集められるというのは、顧客のメリットに繋がります。
例えば、フォロワーが多いTwitterで執筆した記事を投稿すると、「この人の書いた記事を読みたい」と考えたファンがシェアをしてくれます。



私自身も、飲食店の取材記事の執筆案件に対して、
「運用しているインスタグラムアカウントにて飲食店のメニュー写真を宣伝します」と拡散の提案を行い、採用頂いたことがあります。
④ 実績を元に交渉する
これは①②③の方法が取れない時に有効な手段です。自分がクライアントに貢献した実績を元に交渉します。
今までの実績を提示することにより「これだけ実績を作ってもらったライターは、単価をあげて確保しておくのがメリットである」とクライアントに認識してもらいます。
ここでの実績とは、
✅ Googleの検索順位
✅ あなた特有(専門)のスキルを用いて執筆した記事
✅ 執筆記事の合計数(他ライターより執筆数が多い場合)
などが挙げられます。
執筆記事の検索順位が一番分かりやすい交渉材料ですが、データがわからないこともあります。
その場合は、他ライターとの差別化できるポイントを見つけて提案しましょう。
交渉を行う際は、実績をポートフォリオにまとめて提示するのがおすすめです。
普段やりとりをしている担当者(ディレクター)が、上司や最終ユーザーへ単価アップの交渉を行う際に使いやすいです。
単価交渉が成功しやすい3つのタイミング


単価交渉を行いやすいタイミングというのも存在します。
ここからはチャンスを逃さないように、3つのポイントを解説します。
1. 作業範囲が増えた
上記で解説した「1.プラスの提案をする」とかぶりますが、先方から新たな作業を依頼された際は単価交渉のチャンスです。
例えば、下記のような業務が増えた場合は、単価交渉のタイミングと言えます。
① 画像の選定or作成
② ワードプレスへの入稿
③ 記事の構成
もちろん、クライアントによっては追加の業務を依頼する際に、「文字単価○円あげますの追加作業をやって頂けませんか?」と自ら投げかけてくれることもあります。
その際に、先方から提示された単価が自分のイメージとかけ離れていた場合は、再度交渉を持ちかけてもよいでしょう。
2. 追加の発注を受けた
クライアントから追加発注を受けた際も、単価アップのチャンスです。
追加の発注や継続発注はあなたへの信頼度がアップしている証拠のため、あなたの希望が通りやすくなります。
3. スカウトを受けた直後
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで「スカウト」を受けた場合、価格交渉がスムーズに行えます。
何故ならスカウトはあなたに執筆してほしいという「指名」だからです。
「本当に欲しい物には値は関係ない」と考えますよね。この考え方があるため、単価交渉が成功する可能性が高いですよ。
【補足】そもそも低単価案件は受けないようにする


単価交渉を成功に導くコツを解説していきましたが、大前提として副業ライターに認識してほしいことがあります。
それは「低文字単価の案件は受けないようにする」ということです。
基準は文字単価0.9円以下の依頼になります。(実績を積むためと割り切っている場合はOK)。
理由としては
✅ 文字単価の低い案件ほど単価交渉が成功しない
✅ 0.9円以下で受ける初心者ライターが山のようにいる
があるからです。
これはあくまで私個人の主観なので参考程度にして頂きたいのですが、文字単価0.9円以下で募集をかけている依頼者は「単価交渉が成功しにくい」傾向にあります。
低文字単価で仕事募集をかけるクライアントは、カツカツの予算の中でプロジェクトをやりくりする必要がある場合がほとんどだからです。



なるほど。
クライアント自体が低予算で依頼を組んでるから、いくら信頼関係を築いても単価アップを受け入れる余地がないのか



しかも近年、初心者ライターが増えている影響か、
昔よりも「文字単価1円以下の募集」に応募者が殺到しています。
単価交渉に挑んでも、クライアントは「たくさん応募がくるから、代わりのライターを採用すれば良いや」と考える可能性が高いですよ。
逆に文字単価2円以上で案件を募集しているクライアントは、
優秀なライター確保を見込むためにある程度の予算を組んでいることが多く、単価交渉に柔軟に対応してもらえる可能性が高いです。
こちらから交渉をしなくても、クライアント側から単価をあげてくれる場合もあります。
以上より、低単価の案件はなるべく受けない方が良いです。
低単価で消耗しない方法は下記記事で解説していますので、あわせて読んでみてくださいね。





でもさ、低単価案件を受けないと、初心者ライターはいつまでたっても仕事を獲得できない気がするんだけど…



最初からクラウドソーシングのみで仕事を獲得しようとするとそうなります。
文字単価1円以上の仕事を獲得するために、
初心者ライターさんには、専門性を身に着けることをおすすめしますよ
例えば私の場合、初心者ライターのときは執筆案件を「食」に絞り、食専門の「フードライター」として実績を積みあげました。
食専門のライターである「フードライター」は、無資格未経験からスタートできるのでおすすめです。
「フードライター」という仕事内容に関しては下記記事で紹介しています。


まとめ:副業ライターこそ、単価交渉を行おう
Webライターの報酬は、文字単価によって左右されます。特に作業時間の限られる副業ライターにとっては文字単価の影響は絶大です。
収入アップを目指すために、なるべく文字単価をあげる必要があります。
単価交渉する際には
- 報酬を上げてほしい理由を述べる
- クライアントのメリット
- 成功しやすいタイミング
を意識すると交渉の成功率があがります。
副業ライターでも単価交渉を成功させられるので、是非意識して取り組んでみてくださいね。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] あわせて読みたい 副業ライターこそ単価交渉を!交渉を成功させる方法やポイントを解説【収入UP】 副業でライターをスタートさせたけど上手く収入が増えない副業ライターでも単 […]